AKIRAの戯言

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 4月5日 真冬?
更新しない間に峰の原スキー場の営業終了しちゃいました。いつの間に終わったんだろう?もうびっくり!と、とりあえず白を切っておこう。。。

今シーズン来てくれた皆様、来シーズンも是非峰の原スキー場へお越しください。ロムしてるだけで来なかった人及び来れなかった人、たとえ九州からでも来るように!最低1回は義務だね。

何はともあれ皆様ありがとうございました。m(_~_)m

 

さて、今日のお題です。

『真冬?』

今日4月5日は湯の丸高原スキー場で、今期最後のゲートキャンプを開催しました。が、前夜天気予報を見たときから私の心はブルー1色・・・・・雨じゃん ( -_−)  

脳裏に天山での雨中レッスンの悪夢がよみがえります。降り続く雨・・・程よく防水性を失ったウェア・・・ハァ〜〜。

誤解の無いようにお断りしておくと、レッスン自体は好きなんです。この仕事が出来て幸せだとさえ思ってます。だけど雨の中、パンツまで濡れて喜ぶ人は変態です。

予約してくれた人もさすがに来ないかも・・・などと考えつつ、雨の中車を走らせていると、標高7〜8百メートルぐらいからなにやら白いものが・・・

そう!雨は夜更け過ぎでもないのに雪に変わりました (^o^)/

まったくもって季節外れの大雪に見舞われてしまいましたが、私の心はルンルンです。横になって道をふさぐトラック、脱輪ー脱輪ーokaさんまで脱輪(昨日車検したばかりなのに)という巷の惨状は別世界の出来事、私にとっては雨じゃないことが大事,それでハッピー!しまいにはコーナーを滑って直進してきた対向車にちょっとぶつけられるアクシデントに私自身が見舞われましたが、笑って許すおおらかさまで見せつけたほど脳天気化した私でした。

予想&期待どおり、ポールバーンは前日までの春雪が固まり下地が硬く、2〜3本滑って降り積もった雪が弾き飛ばされるとともに状況はどんどん良くなり、結果とてもよい練習が出来ました。

主要大会がすべて終了したこの時期、アドバイスも思い切ったことをズバズバ言えるし、滑り手も自分のスタイルにとらわれずにトライしてくれるから、バビョーン!とレベルアップした人が何人もいました。本人もそれを実感できるほど明確なレベルアップなので、すごく満足げ!!雨=最悪の展開を覚悟していたのが一転、シーズン最後を締めくくるキャンプが大成功でよかったです。

明日は『湯の丸高原カップ』 最近すごくうまくなった啓太と、BBSで話題のワンダーひさえが前走します。私はセッターを務めさせていただきます。天気もよさそうだし楽しみだなぁー。

 

3月13日 晴天白雪
今日の峰の原スキー場は文句無く今シーズン最高のコンディションでした。

晴天無風!

気温は氷点下=よく滑り、エッジをホールドしてくれる最高のパックトスノー

3月の暖かい日差し(でも暑くは無いほど良さ)

高橋さんのリクエストではじめて張った第2リフト脇コースも思いのほかいい練習になり、午後は私も久々にゲート練習!!タイムは(-_- ;) だったけど、あまりに楽しく、みんなで滑りに熱中している間に3時になってしまいました。

 

3月5日 技術選
3月1,2日に開催された、SAJ関東技術選手権のジャッジをしてきました。

検定員として点数をつけたことはありますが、技術選のジャッジははじめての体験。今回は3名のジャッジが採点をする3人3採制で勝敗を決定します。長らくタイムと言う非常に客観的なスケールで優劣を競ってきた私としては、採点競技の持つ主観性を極力排除し、出来るだけ客観的なジャッジングを心がけました。

といっても、どのような滑りに対して高得点を出すかは主観的な要素が入りますから、あらかじめ各ジャッジが着眼点についてレポートを提出、それを主催者が全選手に配布してSAJが求める技術の方向性を明確にしました。細かい点は割愛しますが、SAJでは、

『ナチュラルでスムーズで速くてうまくてかっこいい滑り』

に対して高得点を出そうと言うことで、各ジャッジの意見が一致しています。事前に打ち合わせも無く、別々に書いたレポートの内容がほぼ一致したことは驚きでもあり、同時に真に求められている滑りはジャッジのスタイルがハードでもソフトでも変わらないということがわかりました。

採点は、ビブ番号のみ記された採点表に次々と点数を書き込むことで行われたので、ネームバリューにとらわれることなく客観的に採点が出来たと思います。

点数も0〜100点満点の幅をフルに使うつもりだったので、実際に40点とかが出ると参加者にどよめきが起こりました。これまで技術選の採点はどうしても小さな一定幅内の点数で競う傾向が強かったと思います。しかし、ハーフパイプのように採点幅をフルに使ったほうが、レベルが低い選手も実力を痛感するとともに、次回は成長も実感できて良いと思います。例えば今回40点だった人が、来年60点になればレベルアップを実感できてうれしいはずです。優勝争いを出来る人は限られていますから、こうした楽しみも必要かと思います。

各ジャッジの採点が、ほぼ一致したことも良かったと思います。評価基準点が高いジャッジと低いジャッジがいたので、発表される点数は、60・65・70点などになりましたが、各ジャッジの評価傾向は同一でした。

SAJ教程本を読むと、基礎から競技まで一貫した技術体系を構築しようとするSAJの理念が良くわかります。その一方で、モデルたちのすべりの質にはバラつきがあり、教程ビデオにしても言ってる滑りとやってる滑りが必ずしも一致しないシーンもあります。まだまだ熟成期間が必要ですが、それでもすばらしい理念を掲げ、新しく第1歩を踏み出したことが大切です。

次回の改定が何年後かわかりませんが、それまでには理念を理論で体系づけ、それを正しく表現できるデモンストレーターを選考・育成していけると思います。

選手の皆さんお疲れ様です。私も良い経験をさせてもらった2日間でした。

 

2月27日 忙しいけどのたまうぞ!
峰の原っていいですね!ゲートは練習になるセットだし、計測機はあるし、リフト代もリーズナブル。またお邪魔しまーす。

教えて君Kさんよりうれしいコメントをいただいたので、調子に乗って語らせていただきます。

失礼ながら皆さんが農作物だとすると、私は百姓で練習環境は畑です。百姓である私は、選手という作物がすくすく育つよう、セット、バーン、計測器、ライバル、トップレーサーなどの環境を整え、アドバイスという肥料をまくのが仕事です。また、楽しく明るい雰囲気も大切にしたいなぁと思ってます。

日本では細かいアドバイスを求める方も多いですが、アドバイスは短く的確に、できるまで繰り返す!が本来は王道です。私など現役時代2年間も同じことを言われ続けました。

うちは他社より安くゲートレッスンをしていますが、アドバイスの長さを持って『安かろう悪かろう』と思われたら心外です。

選手もコーチも人間ですから、相性みたいなものはありますが、コーチの能力は選手の成績となって現れます。どのチームの選手が一番成績を出しているかを見て客観的に評価していただけたらうれしいです。

 

2月18日 大会開催について
16日の大会が終わりました。これで今シーズンの主催大会はすべて終了!万事うまくいったわけではありませんが、ほっと一息です。

振り返れば、2大会ともエントリーが思うように集まらず、営業的には赤字運営の大会でしたが、参加してくれた方が喜んでくれたので、主催者としては充分報われたと感じています。

うちのような草大会を開催する意義は、『レースの楽しさを知ってもらう!』ということに尽きます。公認大会や国際大会は言うまでも無くすばらしいものですが、多くのスノーボーダーにとって、やはり草大会が原点ですし、スポーツとしてどんなに発展しても土台を支えるのは草大会だと思います。

今回はスクォールライダーのチームが団体戦で2位になりました。昨シーズンから参戦してくれて今回で4戦目の参加でついに達成した快挙です!回を重ねるごとにレベルアップしてきました。悩みはスクォールの大会がほとんど無いことだそうです。愛好者ががんばって大会を主催し、だんだんと仲間を増やしている段階です。スノーボードも20年前はきっとそういう感じだったと思います。100年前はきっとスキーだって。。。

そうやって小さな草大会からはじまって、各地に仲間が増え、そのうち日本一でも決めようか!ってことになり協会が設立され公認大会が開催される。そういう段階になってもなお、雪坊主にも載っていない草大会が各地で行われ、その敷居の低さに惹かれてまた一人レースデビューを飾る。。。

なんだかまとまりの無い文章になってしまいましたが、また来シーズンもやりますのでよろしく!!

 

2月14日 バレンタインデー
とは関係ないことですが、今日は最近再び強く感じざるを得ない協会の対立について戯言をのたまいたいと思います。ちなみに戯言=たわごと、と読みます。よく、『AKIRAのざれごと更新しないの?』と聞かれるので念のため。。

さて、私がナショナルチームに選抜されたころは、SAJとJSBAによる熱い戦争が勃発しておりました。当時は、SAJの大会に出場したプロ選手からプロ資格を剥奪したり、しまいにはアマチュア選手にまで1年間出場停止のレッドカードがJSBAから出されたりして、かなり物議をかもしたものです。さすがにアマチュアへのレッドカードは反発が強かったのか、1995年12月のFIS公認ジャパンカップ(SAJ)出場選手に出されたきりで、翌1月以降は廃止されました。私にも年賀状に混じって1月1日にレッドカードが届いたことを憶えています。しかも翌1月以降はSAJの大会に出場してもペナルティ無しになったにもかかわらず、すでに発行されたレッドカードは撤回されず、翌シーズンまで出場停止を余儀なくされました。幸いそのシーズンは私がもっとも頻繁に海外遠征を行った年で、ほとんど日本国内にいなかったため、実質的な影響は無かったけど、レース・HPあわせて100人以上のアマチュア選手たちにとっては、本来スノーボーダーの味方であるはずのJSBAから受けた仕打ちに不条理さを感じたシーズンであったと思います。ちなみにSAJ=(財)全日本スキー連盟、JSBA=日本スノーボード協会の略称です。私は1993年度よりJSBA会員であり、SAJには1994年度に入会、現在も両会の会員です。

さて、その後対立はかなり解消し、現在プロでしかもナショナルチームでもあるという選手が数多くいることからも、組織的な対立構造は消滅したと言えます。主役である選手や一般会員にためにとてもよい事ですし、幹部たちのメンツよりもスノーボードの発展普及を第一に考えてくれたのだなとここ数年は思っていました。

ところが、今シーズンはそれぞれが主催する全日本選手権がほぼ同じ日程で開催されます。SAJは6月ごろには翌シーズンの競技日程をほぼ決定するのですが、晩秋になってJSBAの全日本がほぼ同じ日程になったと聞いたのは、KSBA(関東スノーボード協会)のキャプテンミーティングに出席したときでした。

そこで他チームのキャプテンが、

『松里さん、JSBAが全日本の日程をぶつけてきましたよ!』

とやや憤慨気味に教えてくれたとき、私は、

『それは残念だけど、JSBAにしてみれば会場の都合もあるだろうし、21回目の全日本を開催する先輩格(SAJは9回目)として、SAJの日程をわざわざ避ける=譲る必要はないと考えても当たり前だし、まあここ数年はバッティングしていなかったのだから今年はたまたまでしょう。』

と答えたものです。

しかし、その後JSBAの日程が明らかになるにつれ、偶然にしてはあまりにもイベントのバッティングが多すぎることがわかってきました。主要なものだけでも、前述した全日本選手権同士、FIS公認南関東選手権とプロ戦、その上競技だけでなく、基礎系でもSAJの南関東技術選とJSBAの全日本技術選手権がバッティングしています。これでは、【SAJの日程を見たうえで、作意を持ってJSBAが同種のイベントをぶつけた?】と疑わざるを得ません。

この状況下では、選手はどちらの競技会に出場するか、選択しなくてはならず、運営側にとっても良い事など何もありません。例えばFIS公認南関東選手権とプロ戦がバッティングした1月中旬を例に取ると、大きなポイントを持っているナショナルチーム選手がプロ戦に出場したために、『FIS公認南関東選手権』のレースポイントが低くなってしまったし、同時に数名のプロ選手がFIS公認南関東選手権に出場したので、プロ戦のレベルも下がってしまいました。このような結果を招いて誰が喜ぶのでしょうか?得をするのでしょうか?たぶん誰も得する人はいません。今シーズンはレッドカードこそ出ないものの、実質的には2者択一を迫る=『冷たい戦争』状態です。

別の組織ですから、偶然イベントが重なることも時にはあると思いますし、多少ならやむを得ませんが、今シーズンは多すぎます。このようなことは今年限りにしてもらいたいと切に願います。

競技人口が減少している今、組織同士が良い意味で競い合って、より良い大会運営をしたり、選手強化や普及活動をしてくれることを望みます。

 

2月10日 復活!
長らくお待たせしました。一部で人気のこのコーナー?ついに復活の日がやってまいりました。思えばパソコンが新しくなって以来、設定にどれだけの日々を費やしたことか・・・それが本職の手にかかれば夕飯前の30分で完了!プロってすごい!!!

さて、休止状態だった間にも、このコーナーでのたまうべき出来事が多々発生しました。ちょっとさかのぼってしまいますが、これから順次発表していきたいと思います。