小野ヤンのせいで、空港の写真を撮っておくことをすっかり忘れてしまいました。

借りている宿に到着したら早速ワーキングデスクを設置します。もう何年も来ているので、この机もファックスも自分のものです。この机からホームページは更新されています。
自分の所有物と、もともと家にあった物を最後に分けられるように写真を撮りました。並べたのはすっかり私の手先になった小野ヤンです。私が、
『小野ヤン、お茶飲む?』と言ったとき、それは
『小野、お茶汲め』と同じ意味を持ちます。
メスベンからクライストチャーチに行く途中に、クッキータイムというやたらでかいクッキーを製造している菓子会社の製造工場直売店があります。
ニュージーランドでは有名なメーカーで、店内には市価よりずっと安い値段で、大袋に入ったクッキーが売られています。日本人にとってもかなりおいしいらしく、おみやげにするキャンパーが毎年います。
わずか10分ほどの滞在中に3組の良く育ったNZ女性が訪れました。ちなみにこのお2人はまだ普通の部類です。おいしいけど食べ過ぎに注意してね!
スキー場へ向かう車内を撮影。不意を点かれて素のままで写っているのが、小野ヤンとヤン(女性)です。
険しい山道を走ってここまで来ればあと2〜3分でハットに到着です。この日はいい天気に恵まれました。

第1週〜準備期間

エピソード1 走れ小野ヤン!!
7月14日午前9時、我々GSSニュージーランドキャンプ第1陣=8名は成田空港第1旅客ターミナルに集結予定であった。リーダーそして航空券を持つものとして、私=松里は8時45分に到着!すかさず仲間を捜し始めた。程なくタリバン(現地でマッスルに改名)とシンが合流。前日から近郊ホテルに滞在しているノブコと岡ちゃんもターミナルを間違えるなどのミスをしつつも9時半頃には合流した。

私の携帯がなったのは9時半過ぎだった。ヤンからだ!『寝坊しちゃった。10時半ごろ着きま〜す。』...またか!この女子選手は今年4月から練習に参加するようになって以来8割近い高打率で遅刻する。来たらお尻ペンペンだな!!と憤慨しつつとりあえずチャックインをする事にした。このときはヤンの上手を行くものが現れるとは思っていなかった。ちなみに出発予定時刻は12:00である。

程なくチャックインカウンターに到着。結構混んでいるが、満席だからそれも当然だなと一人納得しつつ列の最後尾に並んだ。(そうそう上着も1枚機内に持ち込まないと寒いな。向こうは冬だし)などと考えながら並んでいると、先にチャックインしていたマッスルが、『小野ヤンからシンガポール航空に電話があって遅れるそうです』と報告してきた。(マッスルは昨年に続いてアシスタントコーチを務めている。)

マッスル:『相当ヤバイ状況らしいですよ!』
私:『わかった。電話してみるよ』 小野ヤンの携帯に電話をかける。
私:『小野ヤン?今どこ?何時に着くの??』
小野ヤン:『寝坊した上にいろいろあって...まだ青戸あたりです。成田には11:41着です』
私:(ゲッ出発19分前じゃん...マジでまにあわないかも?)『わかった。できるだけの事はしておく。GOOD LUCK!!』

カウンターにて自分のチェックインを済ませながら、
私:『あの〜同行者の一人が遅れるそうなんですが...小野といいます。11:41分に空港駅に到着するようです。チケットは私が持っているのですが、どうしたらよいでしょう?それから間にあわなかった場合、明日以降に変更できますか?』
職員:『できるだけのことはいたしますが、5分5分です。チケットは確認したところ変更可能です。もし小野様が間に合わない場合、他の皆様は今日出発なさいますか?』
一同考えもせずに『はい!出発します』 (どうやら小野の生死などどうでもいいようだ。まあ遅刻魔=ヤンですら(案の定遅刻しながらも)間にあうほど余裕を見てあげたのに、それでも遅れる小野が悪いのは事実だ)
職員に乗り遅れた場合の対処を聞き、航空券を預け、宅急便で空港に届いていた小野のボードをチェックインした私は、やることはやったという満足感に浸っていた。

以下、小野ヤンが語る
『一番前の車両に移動するように言われました。駅に着くと無線を持った職員が待っていて、『1分1秒を争います』と言われました。階段を2つ飛ばしに駆け上がり、エレベーターは職員が開けて待っていてくれ、出国審査も割り込みさせてもらって...いやもう職員さんがいなかったら絶対間にあいませんでしたよ』 

あたりまえだバカ!!