AKIRAの戯言

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GSS STORY 2001年11月 2001年12月

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2002年1月1日
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
1月31日
いよいよ地区大会が各地で始まりました。一発勝負の地区予選は緊張します。自分が選手の時は緊張しませんでしたが、コーチは見守ることしかできないのでドキドキします。全日本選手権はチャレンジャーとして挑め、C級は何度もチャンスがある事に比べてB級はもっともプレッシャーがかかる大会です。

これまでのところ西日本西地区の一般女子SLとGSで中西祥子選手が優勝!中西珠子選手がGS2位になりました。ユースでは中西賢選手が両種目とも優勝しました。今日は西日本東地区のSLが開催され、佐脇豪太選手がジュニアで優勝!まずまずの好成績を上げています。


その一方で、予選敗退が決まった選手もいます。その中には全日本出場を目指して海外キャンプに参加しがんばってきた選手もいます。シーズン半ばで挫折し、目標喪失感を味わうでしょう。しかしそこで来期に向けて再スタートを切れるか、早くもオフシーズンモードに入ってしまうか・・・結局そういう違いが勝者と敗者を分けるのでしょう。

34年生きてきて、振り返れば人生勝ったり負けたりの繰り返しです。競技と違って明確に勝ち負けがあるわけじゃないけど自分の中で(自己評価として)勝った気分になったり敗北感を味わったりします。敗因のほとんどが自分自身にあることにも気がつきました。俺はこういう人間だから・・・と自分限界を決めてあきらめることは簡単ですが、何かに挑戦しつづけたいと思う今日この頃です。

今GSSでもっとも挑戦している選手=森本剛くん(以下GO)からのメールにはいつもエネルギーをもらいます。彼は単身ヨーロッパで武者修行をしています。正直なところ、プロ資格を取得してから行くことを勧めたのですが、チャレンジしたいという気持ちを力に変えてがんばっているGOからのメールを読んでいくうちに、行って良かったと思うようになりました。もしかしたら近い将来日本を代表する選手に成長して帰ってくるかもしれません。少なくても人間的に大きく成長してくるでしょう。そんな彼からのメールを抜粋して公開することに対する了解を本人からもらいましたので近日中にアップします。きっと皆さんもパワーをもらえるでしょう。

GOの最新メールから、一部紹介します。

俺はいつも心の葛藤を強いられた時、次の言葉を思い出し後者でありたいと思っています。

『古今東西、人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。』  本田 宗一郎


彼の奮闘振り、爆笑エピソード、そして一人の人間が成長していく過程を紹介できればと思います。
1月23日
忙しくて死にそうな状況から何とか生還しました。大会前夜は準備で一睡もできなかったけど、当日はハイテンションで乗り切れてほっとしています。徹夜明けってナチュラルハイになりますよね!?

さて大会は無事終了しましたが、今度は大会の結果を協賛各社へ報告したり、天山キャンプのレポートや写真、もちろん大会の写真もアップしたいところです。でももうちょっと待ってください。楽しみにしている方ごめんなさい!今日は4000番をすぎているにもかかわらず100名以上もの方がヒットしてくれたようです。この『戯言』なり大会結果なりを見に来てくれたのだと推測します。そこで取り急ぎ、大会結果≪個人戦≫とこの戯言はアップしました。

それにしても久々に更新したのにこの内容では≪Akiraの戯言≫というより≪Akiraの言い訳≫ですね(苦笑)

1月29日に上林で開催される『SAJ A級公認 長野県スノーボード選手権 SL』のセッターを依頼されたので選手と相談のうえお受けする事にしました。SAJでは最近めっきり少なくなってしまったSLですが、アルペン種目の中ではもっとも日本人向きの種目です。将来的にも存続してくれることを願っています。GSを速くなるためにも有効な種目だから絶対存続すべきだと思います。それにこの種目を好きな選手もたくさんいます。とかく日本の強化はオリンピック種目に左右されますが、私は全種目にそれぞれスペシャリストがいるわけだから、一極集中&4年周期の強化には異論があります。長野の後はバッサリと25歳以上を切り捨てたナショチー強化部、その結果大幅に弱体化したナショチー、プロとの公式戦初対決でトップ10の内、1位2位をはじめ8人までがナショチーだったころの選手層の厚み=内部競争の激しさは今やありません。限られた強化予算を少数精鋭に集中させるといえば聞こえはいいけど、限られた予算しかないからこそ自発的な競争心に期待すべきだと思います。トルシエ監督が色々な選手にチャンスを与え、多くの選手が育ったサッカー界を見ればどちらが良いか一目瞭然です。年齢についても私は長野の時点で既に30歳になり自ら引退しましたが、当時25歳ぐらいで切られた選手はいままさに全盛期を迎えています。それどころか私より1歳年上の小嶋さんですらいまだに優勝争いをしています。つまり選手としての情熱や向上心がある限り成長し続けるということです。

ソルトレークのあとどのような組織改革をし、選手選考をするか注目したいと思います。

俺が変えちゃおうかな!

1月16日
忙しくて死にそうです

1月9日
このところ毎日20時間労働のためなかなか更新できなくて申し訳ありません。

今日と明日はとても静かなGSS峰の原です。理由は正月明けで一般客がほとんど滑っていないことと、GSSの選手たちがプレプロ出場のため遠征に出ているからです。プロ資格については、今シーズンからポイントランキングを採用する事になり、PSA&協会もいろいろ改善策を練っているのだなあと感心しております。しかし、私個人の意見としては、まだまだ改善の余地があります。

まず1つ目は、来期からプロ推薦枠がなくなり、前年度のランキングによりトライアル出場権が得られるという規定では、日本国内の公認大会に出場しない限り挑戦権すら得る機会がなく、海外で練習している日本人スノーボーダーがプロになりたい場合、いくら実力があっても最短で帰国後2シーズン目からしかプロとして活動できないこと。私自身カナダでISF公認大会で上位に入っていたのに帰国したシーズンはアマチュアとして活動せざるを得なかった経験があります。なぜアマチュアが海外のISF公認大会=プロ戦に出場できるのか不思議に思う方もいらっしゃると思いますのでちょっと説明すると、北米やヨーロッパ、オセアニア=要はアジアを除く地域でISFコードを取得することは非常に簡単で、ぶっちゃけた話『俺今日からプロになる』と宣言して数千円の登録費を払えばプロになれるのです。話を戻して、ルールはルールなので当時のことは仕方ないと思っていますが、今現在ヨーロッパに修行に行っている選手がいるので何らかの救済策をとっていただきたいものです。彼らこそ全てをボードのために注いでいるという点でもっともプロフェッショナルなスノーボーダーなのですから!

2つ目は、上記のことも踏まえて考えると、PSAのプロ資格取得基準は厳しすぎるという点です。例えばアルペン男子の場合、今シーズンのJSBAランキングでトップ10に入るか、プロトライアルで16位以内=決勝進出すればプロ登録資格を得ることができますが、そもそもプロ資格とはプロとして活動するための資格で、シード権や何がしかのタイトル・爵位・番付ではないということです。つまり、野球で言えば2軍、サッカーならサテライト、大相撲なら幕下、メジャーならルーキーリーグか1Aになりたてのプロと同等であれば与えられてしかるべき資格なのに、それを取得するためには、並み居るプロたちを蹴散らして決勝進出しなければならないわけです。既に資格を所持している現役プロですらシーズン中一度も決勝に残れない選手のほうが圧倒的に多いのに、新人プロになるためだけの資格のクリア基準がベスト16!!つまり一流選手である第1シード選手の一角を不利な出走順から崩さなくてはならないわけで、プロ野球&サッカーならレギュラー、大相撲なら幕内、メジャーならメジャー級の選手にしかプロ資格を与えないといっているのと同じことだと思います。アマのトップ10にも与えられますが、北海道を中心にプロ級の実力がありながらアマチュアにとどまっている選手も多く、そう簡単なことではありません。(自分や所属選手が取れなかったから言っているわけではありません。私自身登録こそしなかったものの登録資格はありましたし、GSSで練習していた選手の中から昨シーズン7名がプロ資格を取得しています)

こういうことをプロたちに言うと、だいたい次の2種類の反応があります。
実力がある選手の多くは、『プロ資格?海外と同じくほしい人にはあげれば』
実力がない選手に限って『簡単にプロになれたら価値がなくなる。プロのステータスを保つためにも資格制度は必要!』

もっともらしい理由ですが、後者は明らかに矛盾をはらんだ論理です。なぜならプロ入り即トップクラスの実力がある選手しか資格をとれない現行制度の元では、中位以下のプロ選手よりよっぽど実力があるアマチュアが大量にアマチュア界にとどまることになり、その結果、弱いプロがアマチュアに見下され、かえってプロの価値が下がっているし、イベント的にも閉ざされた集団の大会になってしまって盛り上がらない。などの結果を生んでいるからです。

ではどうすれば良いか!?プロ資格制度は良い面もあるから残すとして、基準を大幅に緩和し、新人プロにふさわしい、つまりプロとしては下位の実力でも資格を取れるようにするべきだと私は思います。具体的にはC級3位以内、B級上位10位以内、A級&プロトライアル30位以内、この辺が合格ラインではないでしょうか。

『そんなことしたらレベルの低いプロだらけになってしまう』という声が、この基準から誕生する新人レベルのプロよりも、更にレベルが低くなってしまったベテランプロから聞こえてきそうですが心配は要りません。なぜなら、プロ選手の人数が50人でも500人でもどっちにしても、選手として注目されたり尊敬されるのは上位ランカーだけだからです。それならば、人数の多い大きなピラミッドの上に君臨したほうが、トップクラスのプロのステータスもあがるというものです。それにプロの人数を増やして参加者の多い大会=リフト券も売れるし宿も潤うイベント!にしたほうが受け入れスキー場だって喜ぶし、そのうち是非うちのスキー場でという事になればもっと良いコースを貸してもらうことも可能でしょう。スポンサーも集めやすい。まさにいい事づくめです。

PSAを管理する皆さんは仕事が増えて大変でしょうが、選手一人あたり多額の登録費/年会費を徴収しているのだから事務員を増やす資金はあるはずです。事務所経費は変わらないから人数が増えた分余剰金も出てきます。それを賞金に当てれば上位5人ぐらいは賞金で食べられる日がくるかもしれません。

プロ戦の本戦にはプロゴルフみたいに上位数十人だけ予選無しで出場できるようにして、それ以外の選手は予選から勝ちあがる方式を採用すれば、大会運営もスムーズだし、高レベルな戦いを見せられるから、少なくても本選に出場しているプロ選手の滑りは『あれでプロ??』と言われる=ステータスを落とすことにはならないでしょう!!

明日からのプレプロやプロ選の結果が出てからでは負け犬の遠吠えと言われかねないので以上の考えを前日にのたまいました。一部外者が言っているまさに『戯言』ですが、ご一読された皆さんはどう思われましたか?誰が見ているかわからないネット上で、不特定多数に対して意見を発信しているわけですから、結果的に敵も見方も増やす事になるかもしれません。前田校長のようにお叱りを受けることは???たぶんないだろうな・・・どちらの団体にも一会員として所属しているだけなので。だからこそ外部から冷静にどうすればいいかを考えることができるような気がします。若い選手が夢を見られるスノーボード界になれば良いなと心から思います。

久々の更新だし、明日から天山で再び更新が滞りそうなのでがんばっちゃいました。BBSに皆様のご意見を書いていただけたら嬉しいです。(過激なのはメンバーズに書いてね!)
1月3日
今年は天然雪に恵まれ、どのスキー場も状態が良いかと思います。峰の原もパウダーを楽しめるほど降りました。ポールバーンも充分雪がついて石を踏むことも無くなりほっと一息です。

12月26日からはじまった年末年始キャンプも第3クールが終わり、いよいよ明日からの第4回を残すのみとなりました。1月に入り、GS GS SLの順でセットしましたが、まだ練習不足のこの時期にSLは難しく、ちょっとブルーになった方もいらっしゃいました。もともとフリーラン中心と宣言していた特別キャンプなのでポールに入る必然性は無かったのですが、現状と課題を痛感していただくために、第3回の最終日午後=3日午後は時間一杯ポールを滑っていただいたわけです。とはいえ第4回の最終日=6日は気持ちよく終わらせてあげたいので、明日からの予定は、4日=GS、5日=SL、6日=GSにしました。

今シーズンからレッスンを受けなくてもゲートに入ることができる『ゲートパス』を新設したのですが、昨日今日と川口さん軍団が同プログラムを利用して峰の原に来てくれました。川口さんはまだ万全ではないそうで、ご自身は滑らずに我々本職と並んでお仲間にアドバイスをしていました。聞くところによると松葉杖をついてザウスカップに現れたそうですし、同氏の大怪我を負ってもまったく衰えないスノーボードへの愛着には感服せずにはいられません。今期はリハビリに当てるそうですが、来シーズンものすごい情熱を持ってレースに復帰してくれそうです。

さて私事ながら、専門誌に掲載する企画物の総仕上げを数日内に行わなくてはならない状況に陥りました。と言うわけで向こう数日間更新ができないかもしれませんがご了承ください。(そもそもこのホームページに費やした時間のおかげで窮地に陥りました。でもおかげでこうして情報発信したりアドバイスをいただいたり、こうして皆様とコミュニケーションできて嬉しい面も多いにあります)まあとにかくすぐに戻りますから待っていてください。

そうそう、おかげさまでアクセス数も順調に伸びています。11月は約600ヒットでしたが、12月は3倍強の約1850ヒットでした。1日=100ヒットを目指してがんばります。これからもよろしく


 

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